コラム4


2022年3月②

3月に入りました。

 カウントダウンがそりゃもう始まっていますね。お子との蜜月が終了するという現実に対しての葛藤。その様子を見ていますと、うずうずと当時の自分が思い出されるものでしてね。子育て応援コラム、長谷川有紗に続き、私、林薫もこちらに文章を寄せさせてもらいます。

 第2回で育休から,仕事を退職した段階で、予約してあった保育園へはいれず、おもちのようにぺた~っとニコイチで過ごしておりました。そして、長男が3才になり、近所のお友達もでき、公園に行ったり、おうちを行き来したりしつつの穏やかな時間が流れている中、子どもをみていて、やっぱり3年くらいかわいがると、ちょっとバラバラの時間があってもお互いにいいような気がしてきていました。社会への第一歩の時期かなあって思ったのです。

 そして、タイミング良く今の葡萄の木の拠点の下にある空手の道場が篠の風にでき、そこの2階部分を「なんとかしろ」と言われました。父親から。なんとかしろって言ったってさ~ってブツブツ文句を言いながらお部屋をみたら、あ~らびっくり、こりゃあなんか子どものことやらなきゃだめなかんじじゃん?って。

 そこからスタートしたのが、今のポケットモンキーです。週に3回のプレスクール。まだまだ、当時…17年前は、満3だの保活だのが無かった頃だったけど、3才ちゃんの10月からなんて子どもが集まるかなあと思いつつ、先生陣は音楽遊びの針生靖子先生とか、託児やってくれてる水谷薫さんだとか、システムは整えて、先生陣は安心!…なんだけど、人集めだよねぇ。

 息子と緑区の保健センターへ行って、3歳児検診に来たママにしれ~っとチラシを渡させたり、ポスティングをしたりして、どうにか周知活動を行い、さらに体験会を行って、7名での開講という運びとなったのです。その一人が、今のスタッフしのぶちゃんの5番目君です。長いね~ほんと、付き合いが。この活動が、NPO法人葡萄の木の最初の最初です。

 しばらくの何年かは私ももちろん保育者として、子どもと戯れておりましたが、今はもう完全バトンタッチしています。でも、3歳児は本当に面白いのね~。たまに遊びにいくけど、この時期一緒にいないのは、本当にもったいないってやっぱり思う。

 今のママ達は、保育園にすぐ預けちゃうけど、本当にそれでいいの?っていつも思っています。

 自分の息子がお世話になる先生の布陣を自分で行うということは、一般的にいってなかなか無いことだと思うけど、安心して預けられる、そこに子どもが喜んで行くっていうことの充実感は今でも思い出せるし、懐かしくってニヤニヤしてしまいます。そこは、どのママとも一緒だと思ってる。

 うちの息子の3歳の秋からのプレスクール期を無事楽しく終え、まあ、保育園、幼稚園選びは始まりますよね。で、近所の(当時は東海市民だったの)の保育園へ入園が決まり、いろいろ準備して、通い出したものの、ゴールデンウィークを超えたいわゆる5月病を待たずして、結構なんでもすんなりとなじんで、苦労しないはずの長男が、保育園に行くのを渋るように・・・。

 でも、2人目が赤ん坊だし、まあ、自分はポケモンの先生で行かなくちゃいけないし、重たい足取りの息子と手を繋いで保育園に向かっていると「かあさん、図書館いこ!」って行ったのです。私の小さな彼氏が。「図書館で本読んで!」って。それを聞いて、あたくしの心は決まりました。「っじゃあやめよう!」ってね。

 今思えば、全然やめなくても楽しめるようになっていったと思うのだけど、私と一緒にいたいって言ってくれることがうれしすぎてね、やめました。保育園。で、1年一緒にポケモンの先輩として活躍してくれました。そこで、仲良くなって今でも付き合ってるのが、林檎の木のスタッフ堺まきちゃんとほだか君です。なんでも、転んでもただでは起きんってやつだよね。その時その時でちゃんと貴重な人間関係をゲットしています。これが私の強み。

 ということで、うちの長男君は本当の意味の社会への一歩は、4才から。じ~っくりいたのがきっと幸をなして、なのか、コミュ力の高さは親も認めるものがあります。

 2年保育推奨しますよ!私は。長女もついでに2年保育って思ったんだけど、彼女は4才の秋に「私もみんなみたいに同じ服着て、どっかに行きたい!」と。ためしに野並保育園に℡してみたら、ちょうど転勤の人がいるから、今から区役所行ってきて!って言われて、次の日から保育園児と相成りました。

 2日後に運動会があって、そこはどうかなあって心配されて、お休みするかぁ?なんて気を遣ってくれていたけれど、難なく馴染んで、お遊戯をこなしたのは、いまだに先生から武勇伝的に語られております。ということで長女も2年と半年保育って感じ。彼女は長男ほどのコミュ力はないのですが、周りを見てぱっと合わすことは上手な人となりました。母はしっかり者のさっこちゃんに助けられてばかりですよ。

 保育園入園に関しては、人数分の思い出があります。それは、また次回にね。