子育て応援コラム


no.17

 みなさんこんにちは、葡萄の木代表の林薫です。

 子育て応援コラム4ヶ月ぶりとなりました。忙しかった・・・そういうことでよろしいでしょうか?

 今年度に入ってもう半分が過ぎようとしています。みなさんはあっという間に感じますか?それとも、子ども達の時が経つ感覚と同じようにいつまでたっても時間がたたない・・・みたいな感じ?の私は、もう今は時が経つのが早くて早くて、あっという間に50歳になってしまうようで戦々恐々としています。

 目の前にいる子ども達の目線の先にあるだろう世界観の中にどっぷり浸ってそれが永遠に続いていくような錯覚があった、子育て中の20年(といっても末っ子は7歳なので、まだまだ最中かな?)と・・・去年47歳となって、今年は48歳、その時の感覚と今とではま~ったく違ってしまっているので、同じ私なのに、人生はやっぱり自分のために生きる時がくるから、ちゃんとその時のために自分を大事にしておかないと駄目だよなあって、今つくづく思うことはこのこと一点のみです。

よく、「6人も産む間に不安とかなかったんですか?」って聞かれます。

不安・・・がなかったら成長もしないよね、きっと。親として・・・

だから、それなりにあったって言いたいけど、私のバックグラウンドは、児童養護施設での児童指導員として働いていた経験が大きくあります。たとえ、たばこの火を自分の腕で消すような親ですら、子どもはその親を慕うという現実のなかで、要支援の親子、犯罪すれすれの親の子を預かっていた経験は、自分の子育てに対する自信に繋がっています。

そこが、私の普通の感覚とは違うところで、同じ職場の仲間達の子育てに対する姿勢はそんなに私と同じようではないのですが…。

私は自分より大分感覚的に親の意識が低い人を基準にしちゃっています。

 だから、まあ、こんなもんやろ…ってところで子育てに向き合っておりましたから、まずもって、自分がこの子のことを大事にしているっていう感覚がある以上この子もこの子も大丈夫という自信がありました。

 何度生んでもね。

 だから、私の感覚が気に入って子育てを共にしてきた仲間達はだいぶ精神的に気楽に過ごせたと自負しております。

 でも、そうもいつまでも私も子どもを産み続けるわけでもなく…沖縄かどこかに12人の子どもを産んだ助産師さんのユーチューバーがいるそうですが・・・

 さすがに6人でストップ。

 わたしみたいに、ぶっ飛んでるママは中々拠点でもお見かけしません。

 こんな人がいると、子育てなんかあっという間に楽しいだけのお気楽稼業となりかわるんですけどね~いや、ホント。

 子育て中の仲間の存在は大きいです。

 どれだけいい仲間に巡り会えたかで、この時期がバラ色の世界かはたまたいばらの道かのどちらかです。

 だから、拠点に来るママには子育て期を乗り切る友達を作って欲しいし、また欲しいって思ってほしい。

 私は、友達作りだけは頑張りました。合わない人とは続きません。そして、合う人が残っていきます。だからどんどん暇なら付き合ってみればいい。

 そして、その結果がいま子育て支援団体としての存在であると思っています。

 永遠に続くと思っていた、私がいないと泣き騒いだ子どもの存在や、子育てを共にしてきた仲間達との関係も、月日が経つにつれ、無くなっていったり、また新たに始まったりして今日という日があります。

 変化していくことは、ただ、ただ悲しいと思ってしまいがちな自分もいますが、それを受け入れていくことが自分の人間としての成長につながるのかなあって思います。

 どんなときでも自分がどう思うかを大切に、人がどう思うとか、どう言われたからとかではなく。

 自分の心を大切にして、自分中心に仲間を作って、そこに子どもを巻き込んで、楽しい子育てライフを送ってもらいたいです。

 なんか、最初の流れとは違ってきてしまいましたが、今回は、そんなところで、また今度ね。

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